建築実例Work

仙台の二世帯住宅

メインファサード。スロープから駐車場まで、間口一杯にRC庇が延びる。
 

物件概要

用途専用住宅
場所宮城県
規模・構造鉄筋コンクリート造+木造2階建て
敷地/延床面積敷地:280.86㎡/延床面積:212.93㎡
構造事務所MAY設計
施工リュクス
撮影新澤一平
備考

閑静な住宅地に建つ1階を鉄筋コンクリート造、2階を木造とした混構造の二世帯住宅。

南側に通る幅員3Mの遊歩道から独立した中庭を囲むように配置した間取り。将来的に隠れ家としてカフェを営みたいお母様のご要望からエントランス玄関前に直接中庭へ入れる入り口を設けた。堅牢な杉板型枠のRC壁は2階バルコニーの手摺壁まで伸びる。

1階のストイックとも言えるRC壁の空間とは一転して、木造の2階は暖かみのある夫婦子供たちの個室群がある。2階バルコニーは中庭を回遊しながら繋がっており、1階LDKとの空間的なつながりが楽しい場所である。

床暖房は床下エアコンを利用したアクアレイヤーを全床面に採用。1階RC壁は道路側の杉板RC壁以外は外断熱80mmの硬質ウレタンパネルを纏い、厳しい冬の寒さから解放される空間になっている。

約6MのRC庇を支えるハンチの壁。

 

杉板型枠のRC壁に囲われた空間に木質の玄関扉が安堵感を与えるエントランス。
 

玄関ホールとリビングとの仕切りは外壁の延長であり、リビングテレビ台の背面壁でもある。突き当たりは納戸で開き扉になっている。

 

LDKから中庭へと続くトータル45帖の空間。

 

2階までの跳ねだし階段を支えるRC壁の2階部分は独立壁になっている。

 

リビング奥から玄関方向を観る。

 

洗面脱衣場から洗濯室を観る。

 

洗面脱衣場から浴室を観る。

 

「母の部屋」の客間は中庭から直接アクセスできる。

 

中庭は「母の部屋」とリビングを繋ぐ緩衝地帯でもある。

 

回遊性のある2階バルコニーから夕景を観る。

 

夕景外観。。。必要最小限の灯が安堵感を与える。