畳リビングから南側の庭を観る。
物件概要
| 用途 | フルリフォーム |
|---|---|
| 場所 | 新潟県秋葉区 |
| 規模・構造 | 平屋一部2階建て・木造在来工法 |
| 敷地／延床面積 | 72坪 |
| 構造事務所 | ー |
| 施工 | 栗田工務店 |
| 撮影 | 新澤一平 |
| 備考 |
新潟県秋葉区。 阿賀野川沿いの住宅地に建つ築40年の2階建てのフルリフォーム。
構造部材関係もごくごく一般的な家屋のリフォームの場合、新築も視野に入れた提案をさせていただいている。しかし今回のプロジェクト、本家である事に歴史と伝統を重んじたいと言う施主様の強い希望によりフルリフォームを選択する。もちろん新築が十分建つ予算を掛けてのプロジェクトである。
子育てを終えた夫婦二人で住むには広過ぎる田の字型間取りに坪庭を挿入し、暗くなりがちな中心部分に光を取り入れる。これに付随して水廻り（キッチン、洗面所、お風呂、トイレ）を配置し、導線を整理した。
リビングの天井は提案当初はフラットであったが、解体時に出て来た小屋組を生かす方向で協議し実現したものである。
ほぼスケルトンになった現場。 この時点で最終的な間取りの総チェックを行う。小屋裏に思わぬ部材が隠れている事がある。
田の字型の間に大胆に4帖の坪庭を挿入、これを囲んで水廻りを配置。玄関から飾り床を介して観る事ができる。
玄関には客間的な板間（飾り床）を用意。 障子越に見えるのは坪庭。 障子、欄間、玄関敷台すべてに再利用したもの。
リビングから玄関飾り床、坪庭を観る。
リビングダイニング上部は小屋裏の構造体を露出させた。 キッチン背面の食器棚は加工して設置。
飾り床越に中庭を観る。
坪庭。 600角タイルの一枚分にプラントボックスを落とし込んだ。
洗面脱衣室には造り付けの家具と温水ルームヒーターを常設。
浴室から坪庭を観る。
大小トイレにも温水ルームヒーターを常設した。