袋小路の突き当り、接道2メートルの30坪程の敷地に総地階を入れた家を計画する。

家族4人、共働きの両親と受験を控える2人娘の4人家族。。。それぞれ独立しながらも集まれる場所、また時に留学生を受け入れる事があるため、客間的な空間もプログラムにあった。

地階には前面にバスケットゴールのあるドライエリアを設けて、地階らしさを極力排除。1階に両親の個室群、2階にLDK＋水廻り、南側リビングダイニング前面に片持ちのデッキを設けた。

地階には客間と防音ピアノ室、読書好きな家族の為の壁面書棚を階段横に配置した。これらを折り返し階段室でつなぎ、踊場にトイレ、シャワー室を配置、7層にもわたるスキップフロアによってすべてが明確につながる事ができた。

共働きの夫婦とこれから受験を控える2人の子供達にとって、これらプログラムが、住み心地以上の心地良さと新たな住まい方を発見出来ればと思う。